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ローン、リースの難しさ
一新聞広告に必ず "on approved credit" とある。

これは財政、信用調査にパスすればとの条件付きという意味。そして実際にはこの条件が非常にきつくて(通常持ち家があり他に借金がないことが最低条件)皆が皆パスするわけではなく、実際にはパスしない人の方が多い。当然パスしなかった人は広告についていた安い値段では買えなくて、それとは別にもっと金利が高かったり値段の高い車を勧められる。しかもこれはアメリカ人の場合、日本人の場合はもっと難しい。アメリカはソーシャルセキュリティナンバーという国民総背番号制。この便利さはディーラー、銀行等がこの番号を信用調査会社のコンピューターに入れるとクレジットカード等の支払状況がすぐに出てくる仕組。反対に困るのは日本から来たばかりの人でこの番号を持っていなかったり、取得したばかりの人に関してはコンピューターが記録がないために信用無しとの判断を出す。一般のアメリカの会社にとってはどんなに大きな日系の会社に勤めていようがこのコンピューターの判断が絶対とされる。日系のある銀行の駐在員で自行の(日本からの駐在用の特別枠を使わずに)ローン アプリケーションを出して断わられたケースがある。また日本のトップ10企業のアメリカ子会社の所長がレクサスをリースしようとして会社設立したばかりで信用調査にも何も情報が出てこないため門前払いをされたケースもある。(当社の親会社は日本でトヨタと取引きがあるといっても地元のディーラーにとっては関係ないと相手にされなかった。)

リース契約の仕組み

リース契約は大まかに分けて6つのファクターにより成り立っている。

(1) Capitalization Cost = 車のコスト(値段)
(2) Drive Off Charge = 頭金+税金+ DMV 登録費
(3) Monthly Payment = 毎月の支払 (金利を含む)
(4) Lease Term = リース期間 (24,36,48,60,72 months)
(5) Residual Value = リース終了後の車の推定再販価値
(6) Wear & Tear Adjustment = リース終了後に車の破損、消耗に対する追加請求

一番重要な方程式は:

(2)+((3)×(4))+(5)+(6)=(1)+金利となる。

(2)〜(6)までは自由に変える事が出来るがトータルはいつも(1)にならなくてはならない。リースPaymentは簡単にいうと車のコストより(5)のResidual Valueを差し引いた残りに対して金利及び手数料を加えたものをリース期間で割ったもの。したがって(2),(3),(4),(5),(6)ファクターを色々変える事により客のニーズに合った型に作るが、(1)の車のコストは絶対に変わらない。つまりどこかで<->にした分はどこかで<+>になって帳尻を合わせる事になる。これを理解しようとしないでバイヤーの都合の良いように解釈をしてMonthlyが安くても他にその分乗せないようにディーラーはやっているハズと思い込んでいる人がずい分多い。

例えばLease Termは長ければ長い程Monthly Paymentは安くなる。また(5)のResidual Valueを高くする事によってもMonthly Paymentを下げる事が出来る。一番分かりにくいのが(5)。推定再販価格とは3年、4年なりリースが終了した時点でその車のマーケット価値(中古車プライスと同じ事だが、これは3年、4年先の中古車価格を予想した物)。
ディーラーにとってどんな事があっても売りたいので通常Monthly Paymentが安い事を強調し、その分がどこに上乗せされているか((2),(5),(6)等)はハッキリ説明をしない。

リース契約の誤解

(1)カーディーラーが自社でリース・ファイナンスを組む事はほとんどない。
ファイナンスはGM,FORD,TOYOTA等メーカー系ファイナンス会社又はWells Fargo,Sanwa等の銀行。

(2)カーディーラーは上記ファイナンス会社の代理として契約書の準備をする。
そして契約された時点でマージンを受け取り、その後はその契約に関して一切関知しない。Buyerはその後支払いから車の返還まですべてファイナンス会社との付き合いとなる。
ここで問題になるのは:ディーラーセールスマンは一度契約書にサインをしてしまえば自分に関係がなくなる事より、サインをさせる事に集中するあまり、契約書にある細かい事を良く説明しない。

例えば:

  1. 途中解約はカンタンなような事を言うが真っかなウソ、ファイナンス会社は途中解約時はリース全額の支払を要求する。

  2. リース終了後、車を返せばそれでOKというような事を言うがMonthly Paymentの低いリースは上記(6)の追加請求がドーンと来るので要注意。

    ちなみにタイヤの消耗、ブレーキの消耗、外装のキズ、内装のヨゴレ等だけでも2〜3,000ドルの請求書が出される。

    特に日系企業のリース契約終了時にすでに契約時の担当者が居なかったりで追加請求が来てもよく事情がわからずに支払っているケースがある。

    実例その5
    3年リースでアキュラレジェンドを愛用している広告代理店社長のE氏。リース契約をした時はリース終了時の手続きはカンタンと言われてそのつもりでいた。さて2年10ヵ月目にそろそろ終わりに近ずいてきたのでリース会社に連絡すると返還時のヨゴレ/減り等で約2,500ドルくらいの請求書が来るとアドバイスされガクゼン(車をインスペクトもしないであっさり電話で言われた。)

リース契約の落とし穴!

  1. リース契約が簡単というのは真っ赤なウソ。通常リース申請する場合、過去2年間の所得証明書、持ち家またはいくらかの個人財産があること、過去最低2年間職を変っていないこと等の証明が必要。

  2. 毎月の支払金額の低いリースは期間が60ヵ月とか72ヵ月と長かったり高額のダウンペイメントを要求されるか、契約終了後に、"汚れと減り"と称するチャージが来る。ダウンペイメントという言い方をしないでドライブオフ・チャージと言っているのが多いが同じこと。

  3. リースはディーラーがアレンジをしても、実際の契約は銀行または他のファイナンス会社がする。したがって契約終了後、車を帰すときはディーラーには持って行かず銀行の指定された所へ返すことになる。ここで"汚れと減り"に関する査定が行われる。当然ここはディーラーとは関係ないので、契約時にセールスマンにこのことを尋ねてもまるでチャージがないような言い方をする。(確かにディーラー側としてはチャージが無いわけで、まるっきりイソはいっていないことになる?)したがってリース契約書の細かいことを説明しないために後で問題が起こる事が多いので、契約時にディーラーセールスマンに詳しく話を聞く必要がある。

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