ミニバンがついにハイブリッドに。ミニバン販売台数NO.1のトヨタ・シエナが2021年モデルより全モデルがハイブリッド車となった。新型モデルより従来のV6エンジンを廃止して2.5リッター、プラス2基の電気モーターで243馬力のハイブリッド仕様となり全モデルにAWDが加わった。新型シエナは全体のスタイルが典型的な“ミニバン”より見た目がSUV的になったが車内はミニバン特有の広さと使い勝手の良さが目立っている。ハイブリッドエンジンの特徴は燃費の良さ。2WDモデルは市街地、高速共にガロン当たり36マイルと乗用車並みの良さ。AWDも燃費が35マイルと劣らない。
斬新な外のデザインに合わせて車内もスタイリッシュに変更。大きな違いはドライバーと助手席の間にコンソールが設置されてアームレストまでつながっている。コンソールの下部には大きな物入が付いている。2列目のシートは取り外しが出来ないが前後25インチまでの移動が可能で最後部座席への出入りが楽になりレッグルームも大きくとれる。
ダッシュボードの真ん中には9インチの大きなタッチスクリーンが設置されアップルカープレイ、アンドロイドオート、アマゾンアレクサなどが使える。車内に7つのUSBポートがありサテライトラジヲやWiFiホットスポットも使える。基本モデルは6スピーカーでXLEモデルからは8スピーカになりJBLの12スピーカーもオプションとして可能。
新型シエナにはトヨタ・セイフテイ・センスとブラインドスポットモニターが標準装備となった。セイフテイセンスはバックアップカメラ、ブライッドスポットモニター、リアトラフィックアラート、前方衝突警報、歩行者感知、緊急自動ブレーキ、車線キープ補助、アダプテブクルーズコントロール、オートハイビーム、ロードサイン判読機能などが装備。
標準保証は3年間または36,000マイルまで、5年または60,000マイルまでのパワートレイン保証、ハイブリッド・バッテリーは10年または150,000マイルまでの保証付き。
5種類のモデルがあり
LE $34,460から、8人乗り、パワードライバーシート、パワーサイドドア、パワーリフトゲート、キーレスエントリー、プッシュボタンスタート、3ゾーンAC、バックアップカメラ、ブラインドスポットモニター、17インチホイール、WiFiホットスポット
XLE $39,750から、人造レザーシート、フロント・シート・ヒーター、パワーフロントシート、2列目キャプテンチャエアー、ムーンルーフ、HDラジヲ、8スピーカー、後部パーキングセンサー、ハンドフリーパワーサイドドア、フォッグライト
XSE $42,000から ナビゲーションシステム、車内インターコム、スポーツ・サスペンション、18インチホイール(AWD)、20インチホイール(FWD)
Limited $46,700から ワイヤレスモービルチャージング、12スピーカー、本革シート、フロントシート・クーラー、2列目シートレッグレスト
Platinum $49,900から ステアリング・ヒーター、2列目シートヒーター、ヘッズアップデスプレー、サラウンドビューカメラ
*2021年7月現在極端な在庫不足により好みのモデルと色が欲しい場合は1-2ケ月待ちの状態。
ミニバンで人気のホンダオデッセイが2018年モデルでフルチェンジ。1995年のスタートから数えて第5代目。3列シートのスライデイング・サイドドアの付いた8人乗りは同じだがパワーアップしたV6エンジン、ハンドリングの改善と便利なオプションが増えた。LXベースモデルはあるが使い勝手と将来の転売を考えたら最低でもEXモデルを考えた方がベター。
EXモデルにはパワーサイドドア、キーレスエントリーとエンジンスタート、パワ-ドライバーシート、3ゾーンAC、ドラーバー熱線入りシート、前後および横に移動可能なセコンドシート。EXモデル以上にはミリ波レーダーやカメラを駆使して運転を助けるホンダセンシングが標準装備。ホンダセンシングはぶつかりそうになった場合にブレーキを作動して衝突軽減を助けるブレーキ・システム(CMBS)、オートクルーズ使用中に前の車が減速して距離が近づいた際にスピードを自動的に調整して安全な車間距離を保つAdaptive Cruise Control(ACC)、走行中に車線の真ん中から外れそうになるとウオーニングとハンドルにカウンターが作動する車線維持支援システム(LKAS)、道路から外れそうになるとウーオーニングとハンドルにカウンターが作動する逸脱抑制機能(RDM)が標準装備された。 EX-Lモデルにはこの他にサンルーフ、雑音消却窓フロントガラス、パワーリフトゲート、レザーシート、ドライバーシートメモリー、2xチャージングUSBポートが付く。
EX-Lナビゲーション・モデルにはこの他にナビゲーション、Blue-ray DVD with HDMIインプット、110ボルトのパワーアウトレット、キャビン・インターコムシステムが付く。
ツーリング・モデルには10スピード・オートマチック、前後パーキング・センサー、LEDヘッドライト、オートエンジンストップ、ハンドフリーリフトゲート、バキュームクリーナー、リアキャビンカメラモニター、WiFiホットスポットなどが追加される。 最上級のエリート・モデルは10スピード・オートマチック、19インチホイール、電動折りたたみ式サイドミラー、雑音消却フロント&リアウインドウ、ヒーター&クーラー付フロントシート、11スピーカープレミアムサウンド、ワイヤレス携帯電話チャージャーなどが付く。
オデッセイのV6エンジンは回転が滑らかでハイウエイでの加速もスムーズで、ハンドリング、コーナリングも確かでミニバンではあるがドライバーが走りを楽しめる車。ハンドルにはパドルシフターが標準装備されている。サイドドアを開けると2列目シートは前後のみならず内側へも簡単にスライドするので乗り降りが簡単。3列目最後部のシートに大人が座っても十分なヘッドルームとレッグルームがある。シートの座りごこちは長距離ドライブに十分耐えられる快適さ。